小腸とお体の関係性とは?
小腸と体の関係性|消化だけではない、全身への影響とは
皆さんこんにちは!
京都府宇治市六地蔵にある
美容鍼・整体サロン京美です!
「小腸=栄養を吸収する場所」
多くの方がそのようなイメージを持っていると思います。
もちろんそれは正解ですが、小腸の役割はそれだけではありません。
実は、免疫・自律神経・筋肉・皮膚・精神面にまで深く関係している、非常に重要な臓器なのです。
今回は整体・鍼灸の臨床の視点から、小腸と体の関係性を解説します。
小腸の基本的な働き
小腸の主な働きは、以下の3つです。
胃から送られてきた食物の消化をさらに進める
栄養素(糖質・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルなど)の吸収
免疫細胞による病原体の防御
特に注目すべきは、全身の約70%の免疫細胞が腸に存在しているという事実です。
その中心にあるのが小腸です。
つまり、小腸の状態が悪くなるということは、
栄養不足+免疫低下+慢性疲労につながる可能性があるということです。
小腸の不調が起こす身体への影響
小腸の機能が落ちると、以下のような症状が現れやすくなります。
疲れやすい、肌荒れ、乾燥、くすみ
アレルギーの悪化
肩こり、腰痛が慢性化する
気分の落ち込み、不安感
お腹の張り、下痢、便秘
これらは一見すると「腸とは関係なさそうな症状」に見えます。
しかし、栄養がうまく吸収されなければ、筋肉や神経、皮膚は正常に働けません。
また、小腸の炎症は自律神経を介して全身の筋緊張や内臓機能にも影響を与えます。
整体で体を整えても、
腸の状態が悪ければ「すぐに戻る」「改善が遅い」といった現象が起こるのはこのためです。
姿勢との関係|小腸は「腰」と深くつながる
小腸はお腹の中心〜下腹部に位置しており、腰・骨盤・腸腰筋・横隔膜と密接に関係しています。
小腸の動きが悪くなると
腹部が硬くなる
骨盤の動きが悪くなる
腰が重だるくなる
反り腰や猫背が改善しにくくなる
といった状態が生まれます。
逆に、小腸の緊張が取れると
腰の可動域が広がる
深く呼吸できる
お腹が柔らかくなる
姿勢が自然に安定する
という変化が起こります。
これは筋肉だけでは説明できない、「内臓ー筋膜ー神経」のつながりによる反応です。
内臓から身体を変えたい方ご相談ください!